レスリー・ニールセンに黙祷。ウンノです。
「実家で発掘された本シリーズ」
今回は『クィンラン版 世界映画俳優大事典』です。

この本は、1800人の外国映画俳優を紹介している大事典です。
講談社刊。定価10000円。総頁812頁。重さ2.2kg。筋トレにも使えます。
この本の文章、俳優の外見を説明する文章がなんだか変なんです。
『モンティ・パイソン』で有名なジョン・クリースの場合。
「ひょろっとした長身、バッタのような脚、濃茶色の髪、傷ついたような表情」
クラシックな映画スター、ダン・デュリエの場合。
「やせた長身、淡い茶色の髪、口数が少なく、卑劣な印象のアメリカの男優。」
『ザ・キープ』のスコット・グレンの場合。
「肉のそげた身体、なめし革のような皮膚、
寡黙できびきびした、ジェイムズ・コバーンタイプの男優。」
こんな感じで、かなり著者の主観が強いです。こんなこと他人から言われたら立腹してしまいます。
さらに
ラッパーで俳優でもある、アイスキューブは
「マトンのあばら肉のような形の特徴的なもみあげ、丸顔、ぶっきらぼうでめったに笑わないラップシンガー。」
どういうもみあげなの??
たぶん英語での原文では自然に読めるのだと思うのですが、日本語に訳すとなにやら違和感が生まれるという良い見本なんでしょうね。

▲ by gotsutei | 2010-11-30 10:31 | 映画 | Comments(0)