魚の地方名
なんかいい雰囲気に時代を感じるモノ見つけましたウンノです。
『釣りごろつられごろ』を観ていて、釣り船の船長が「このあたりでは何が釣れますか?」と聞かれたときに、
「ウマヅラハゲ」
と答えたのが印象に残りました。
もし、突然、赤の他人から
「ウマヅラハゲ!!」
なんて言われたら屈辱にまみれてしまいますね。
ウマヅラハゲは「ウマヅラハギ」の地方名です。
これです。
魚には正式名のほか地方によっていろいろな呼び名があるものが多いです。
クロダイを「チヌ」、メジナを「グレ」と呼ぶのは、地方名がそのまま全国的に呼ばれるようになった例です。
地方名には、なんだか魚にとって可哀そうな名前のものがあります。
たとえば、
シマガツオが「オッペタンコ」
水木しげるの妖怪みたいな名前です。たぶんこの顔からつけられた名前だと思います。
ヒイラギは、「ヨダレハエ」(宮崎)
生きてるうちから腐ってるような名前です。
ハゼは「グズ」とか「クソハゼ」。
こうなるとただの罵倒です。
こんな名前を最初につけた人は誰だろう。きっと狙った魚が釣れなくて、こういう魚ばかり釣れてしまった人が悔し紛れに言い出したんじゃないかと思いますがどうか。
by gotsutei | 2011-11-04 09:50 | 釣り | Comments(0)